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2009年07月01日

愛をよむ人

愛をよむ人というドイツを舞台にした映画を、この前の休みの時に見に行ってきました。

もともと、『朗読者』というベストセラーを元にした映画なんだそうです。


前半は、青年とお姉さんのひと夏の経験って感じな筋書きで、官能シーン満載。
だから年齢制限があるんですね。なかなかドキドキ。
で、彼女は彼と行為に及ぶ前に、本の朗読をせがむんですね。古典からコミックまで。
青年が、本の中の登場人物になりきって、声色を変えたりして一生懸命に読み聞かせているのは、ほほえましいものがありました。

そういえば、昔、国語の時間に先生が言ってましたね、「音読は登場人物の気持ちになりきってやりましょう」って。今じゃ、恥ずかしくてできないですし、そんな機会もないですが、小学校の頃とかはがんばってやってたな。

でも、後半はさすがドイツという感じで、ナチスも絡んだ重いテーマでした。
青年は成長し、法学部に在籍しているのですが、授業の中で裁判所に傍聴に行って、被告人席に座っていたのが、彼女。

罪状は、大量虐殺の幇助。
その証拠として提出されたのは、彼女の手書きの報告書。

ただ、ここで、彼は思い出すわけです。

彼女が自分とつきあっていたときに、毎晩朗読をせがんでいたのはなぜか。

ナチス時代、強制収容所にて、収容者を自分の部屋に入れ、朗読をさせていたのはなぜか。

昔、付き合っていたときに一緒に行ったレストランで、メニューを見ながらも、決定を彼に任せたのはなぜか。

そう、彼女にはそうしなくてはならない理由があったのです!!

文盲だという理由が。

文盲な彼女に報告書など書けるはずもなく、その事実を公にすれば、裁判での無罪もありうる。
しかし、それは彼女にとっては、屈辱的なこと。

青年は、公にするかどうかを必死で悩みながら、最終的には、公表することをやめて、彼女は終身刑の評決を受けることになるのです。

・・・と、まあ、こんな話なんですが、ここから先、そしてフィナーレにかけて、泣けるエピソードが続きますので、ぜひ、実際に映画を見てみてください。

でも、どうなんでしょうね。
文盲であることを公表しないことで、冤罪が生まれたという見方もできるわけで、物語としては美しいですが、青年は本当に正しかったのだろうかというのは、気にかかっているところです。

投稿者 zackie : 2009年07月01日 22:51

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