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2008年01月29日
篤姫とか
最近、会社の行き帰りとかに、篤姫の原作を読んでいる。
彼女は、ビジネスの上でも大切なところを教えてくれるところがある。
たとえば、「上に立つべき人は、前言を翻してはならない」「独り言を言ってはならない。家臣を惑わす」など。「家臣から意見を聞くときには、双方から聞くこと。一方からだけでは、公平な判断ができない」という教えは、そうあるべきだと常々思っていたとしてもなかなかできるものではない。
あと、彼女は、心遣いの人である。
大人であるはずの私がいうのも変だが、気のまわし方が、非常に大人だと思う。
朝、電車で読みながら、思わず、背筋を伸ばして読んでいる自分がいる。
この前聞いた話だと、男性は25歳を超えてから精神的に成長しない生物らしい。逆に、25歳を過ぎた女性は、あらゆる年代の男性よりも精神的に大人なのだとか。
篤姫を読んでいると、そのことを痛感させられる。
たとえば、名君であると言われている島津斉彬は、篤姫が徳川家定の元に嫁ぐにあたり、一つの密命を篤姫に与える。それは、次の将軍として、一橋家の慶喜を推挙するよう家定に働きかけるということ。
しかし、実際に慶喜を目にした篤姫は、慶喜の無能ぶりに驚く。
「なぜ、名君であらせられる斉彬様は、慶喜を強く推すのだろうか。実際に会われたことがないのだろうか。」
日々、疑問にさいなまれる篤姫は、後日、その理由を知ることになるのである。
それは、わざと無能な将軍を擁立することにより、幕府転覆を図ろうとする斉彬の試みである。
愛娘を敵陣に嫁に行かして、敵陣でスパイ活動をさせようとする斉彬の企てに対し、しかし、篤姫は毅然とした態度で乗り切ろうとする。
彼女から学ぶべきは視点の高さで、常に判断の基準は、「徳川家の御台所としてどうあるべきか」であった。一個人の女性としてみれば、家定と一度も夜の交わりがなかったことや、結果的に政略結婚の犠牲になったことなど、決して幸せであったとはいえないのかもしれない。が、そういう個人的な幸せは脇において、誇りをもって生きた篤姫の人生からは、非常に強く訴えるものを感じた。
宮崎あおい扮するNHK大河ドラマの篤姫も、年月を経るにしたがって、徐々にそのようなどっしりとした感じを兼ね備えていってくれればなあと期待しているところである。
投稿者 zackie : 2008年01月29日 00:58
From:yuumiee
From:ざっきー
コメントありがとうございます。
yuumieeさんのコメントを読んで思いついた言葉は、『寄る辺なき子』。『従うべき何か』、本当にその通りだと思います。
実は、篤姫について書いた上の文章は、感情的になってしまい、何度も書き換えた文章なんです。
yuumieeさんのいる会社・業界については、私はあまり存じ上げませんが、私のいる会社・業界は、人の出入りが非常に激しい業界です。そして、特に最近、そのことを痛感する出来事が続いています。
とらばーゆや、それを鼓舞する世の中の風潮を悪いことだとは思わないし、働くことの第一の目的が、「お金をもらうこと」であれば、よりよい条件を求めて出て行くことを非難することはできないでしょう。
ただ、なにか一抹のさびしさを感じてしまって。
そう思うこと自体、もしかしたら、古いのか、田舎者なのか。
ときどき、なんだかよくわからなくなることがあります。
そんなときに出会ったのがまさに篤姫でした。だからこそ、いろいろと考えてしまいました。
『従うべき何か』っていうのは、本当になんなんだろうっていうのは、よく思います。しかし、私にとってそれは、父の生き方であり、まさに命を賭して見せてくれたのではないかと思っているところです。お勧めいただいた言志四録もぜひ読んでみたいと思いますよ。
またその辺りは、お酒でも飲みながら語りましょう。
P.S.
いつも思いますが、yuumieeさんのコメントは文章がすごく上手い!さすが!何度も読み返してしまいます。
From:yuumiee
分かりますわぁ。
生きる目的とか、働く目的は、人それぞれ。
それでいいのだとは思いますが
ドライに、ドライに、ながれたくないなぁと感じます。
どんな選択にも、正当らしい理由はつけられるけど
常にそれが「逃げ」か「攻め」か?と、両親は私に問うて育ててきました。
つまりそれは、この本の中で語られている
高い志を持つこと、だったり、天を師とすること、だったり。
あとづけの理由は、お天道さまに向かって胸を張れるものではないというわけで…
自己反省しつつも、自分を見捨てず、己に克つ。
深く思慮しながら、行動は早く。
そういういろんなバランスをどうとっていいかが分かる本というか。
まー読んでみてください。
いろんなものを見る目が変わる気がします。
語りましょう笑
From:ざっきー
「逃げ」か「攻め」かですか!
至言ですね。
確かに、こう振り返ってみると、少なくとも自分は、論理的な分析の仕方とか考え方はたくさん学んできたけれども、「どう生きるべきか」ということに対して、本当に考えてきたんだろうかと、自問自答してしまいます。
○○分析という名の下で、いかにもっともらしい理由を提示するかということは上手になったかもしれないけれど、「では、本当にそれで自分は心から納得しているのか」というと、決してそうではない気が。
(ニートにはなりたくないけど、ニートの気持ちは非常によくわかったりします。笑)
お勧めしてもらった本を読んで、心を強く持ちたいですね。
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篤姫は見ていないんだけど・・・
このごろ書店に篤姫をきっかけに、その時代がピックアップされて
当然、それに関連する偉人の本が並んでるのを目にします。
鹿児島出身の偉人が活躍していた時代について
その功績について
ほとんど何にも知らないなぁと思わされ
ちらほら本を読んでいます。
そして私は気づいた。
私は西郷隆盛が好きだ笑
そんな私にまたしても父が、一冊の本を送ってきました。
父曰く
「やけどするよ。ほんとに。
ひとことひとことズキンてくるよ。」
実際・・・火傷しました。
「くはぁ」と、声にならないうめき声を上げつつ読みました笑
西郷隆盛のみならず、
幕末の偉人が多大な影響を受けた思想家、
佐藤一斎の『言志四録』を、解説を交えて分かりやすく書いた本です。
父と語り合ったんだけど
今は幕末とおんなじ状況で
もともとその精神性や武勇で尊敬を得てきた武士が
商人の築いた「経済」というシステムの中で堕落していって
結果、「従うべきなにか」を失っていた時代だと。
この本を読んで父は、教育に携わるものとして、人として
その「なにか」を見つけた気がす。と言っていました。
たしかに。
そんなわけで。
神渡良平さんという方の
『佐藤一斎 「言志四録」を読む』
是非読んでみてくださいませ。