« ゲーテ | メイン | Quad Dual »

2007年10月21日

共存

一人の女性の中に、異質なものが二つ以上共存していることを知ったとき、自分はその人に対して尊敬に似た好意を抱くみたい。

いまどきの渋谷のギャルが、実は考古学を専攻していたり。
あるいは、キャバクラのお姉さんが、実は、大久保利通のことを大好きで、彼の手紙を集めるのが趣味だったり。
で、その彼女たちが、自分なりの解釈で、二つの価値観を同居させていることを知ったとき、なんだろう、心地よい敗北感みたいなのを感じてしまう。

あ~、もうこの人には、絶対にかなわないみたいな。そのレンジの広さに。
彼女の脳の中は、どうなっているんだろう。本当にいろいろ話を聞いてみたくなる瞬間。

そういう人と出会うと、人と会うって面白いなあとつくづく思う。
話が正しいのか正しくないのかなんていうことは、そりゃあ、別に本でも読めばいいわけであって、なんてことはない。
大事にしたいのは、外から見れば全く整合しない彼女の中の多様な価値観に対して、彼女自身がどう折り合いをつけて生きているのかということ。単純に、その『精神的な強さ』に魅かれるというわけでもなく、どちらかというと、その賢さに魅力を感じているのかもしれない。
そもそも、『渋谷のギャル』と『考古学』の関係性を異質と思うか思わないか、そこの時点から彼女たちは『突き抜けて』いるのかもしれないが。

もちろん、そういう『器用』な人は当然多くない。
だけど、結構、そういう人が普通にいるのにも驚かされる。
それって、いろいろな価値観が同居している東京という場のなせる技なんだろうか。
こちらに住み始めた年齢にもよるのかもしれないが、日常の環境の中に、新宿や六本木といった歓楽街もあれば、アカデミックな場所もあれば、というところで育ってくると、自然にブレンドされていくものなのだろうか。

人にとって、一つのことを突き詰めることと、全く正反対と思えるような価値観を同居させることとどっちが難しいんだろう。
なんか、後者の方が、人生を謳歌しているようで、僕は魅力を感じるみたい。

投稿者 zackie : 2007年10月21日 01:17

trackback2.gif

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.zackie.biz/blog/mt-tb.cgi/1453

comment2.gif





以上の情報を保存しますか?

※保存すると次回コメントする際に、名前、メールアドレス、URLを書き込む手間が省けます

(HTMLタグを使うことができます)

スパムコメント対策です。
お手数ですが、画像に表示された文字列をテキストボックスに入力してください。:

※コメントをご投稿いただいた後、反映されるまでに若干の時間を要する場合がございます。ご了承ください。