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2007年05月06日

検屍官

パトリシア・コーンウェル著『検屍官』

連休中、もっと本を読みたかったのですが、結局、この1冊と、司馬遼太郎の『濃尾参州記』で終わりそうです。時間があるようで、思ったより有効に使えないのが、GWの難しさですね。

さて、この本は、パトリシアのデビュー作。女性を狙った連続殺人の犯人探しに、検屍官であるケイ・スカーペッタが挑みます。

結果から言うと(早い?)、殺された5人には、一見、何の共通点もないように見えて、実は、過去に911に電話したことがあるという共通点があったんですね。
911、日本で言う、110番。警察ですね。
犯人は電話オペレータ。警察官ではなく、外注先の青年でした。

ご存知のように、110番に電話をかけると、コールセンターのオペレータは、その発信元の電話番号から住所まで、確認できてしまいます。もちろん、企業のコールセンターは、顧客から得た情報以外は仕入れることができませんが、警察の場合、NTT東日本/西日本が有しているデータベースを引いて、確か、それ以上の情報も収集できる仕組みになっていた(はず)。

犯人の青年も、その仕組みを利用して、声に魅力を感じた女性の居場所を特定して、殺人を重ねていきました。(昔読んだコーンウェルの作品もそうだったと思うのですが、殺人の動機についての記述が若干薄かったり、動機が判明する前に、犯人が死んでしまったりする点は、若干、物足りなさを感じます。)

他にも、体臭が独特な「メープルシロップ尿症」とか、データベースの権限の話とか、あとでちらっと調べたくなるような、技術系の話題が多いのが面白いです。

投稿者 zackie : 2007年05月06日 22:42

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