2007年04月30日
影踏み
『影踏み』(横山秀夫 著)
2日連続、本の話題ですみませんm(__)m
あとがきにも、「異色」と書いてあるんですが、横山作品にしては珍しく、泥棒を主人公にした作品です。
それが、また何の縁なのか、泥棒の主人公は実は男同士の双子だという設定。
なんたる偶然。。
でも、僕と違うのは、主人公の片割れの弟は、一家心中で非業の死を遂げているということ。
(まあ、僕の場合、男女の双子であるという点も違うんですが。笑)
弟は、常に兄の耳元でささやき続けます。そのささやきは、時に、泥棒を成功させるためのアドバイスであったり、あるいは、恋人と結ばれるための応援であったり。
またこの本が深いのは、久子という主人公の恋人を、実は、弟が生きている間に、兄弟で奪い合ったという過去があるということ。
なので、心優しい兄は(泥棒なんですが、心はすごく優しいんです)、死んだ弟に遠慮して、恋人との結婚を渋ったりと。まあ、帯にもありましたが、なんとも切ない話が続きます。
一卵性の双子の場合、多かれ少なかれ、同じような状況があるんでしょうね。
うちの職場の先輩にも、実は男の双子だよという方がいらして、先日その話を聞いたとき、びっくりした覚えがあります。十数名の担当の中に、私も含めて双子の片割れが2組もいるなんて、どこかの大学の付属中学校並に(←言いすぎ?)まれなケースだと思います。
その先輩がおっしゃっていたエピソードだと、たとえば、会社の寮の近くの駅に弟さんが来たときに、お兄さんである先輩と間違えたのか、知らない人から「おっす!」と声をかけられたとか、街中で知らない人から肩を叩かれたとか。そういう話は、枚挙にいとまがないらしいです。
あと、小説中にもあったのですが、彼女とのデートのときに入れ替えて行ったこともあったとかなかったとか。
一卵性双生児の場合、顔だけでなく、しぐさや価値観も、かなり似ると言いますから、僕たちにはわからない感情がいろいろあるんでしょうね。
今年の誕生日のささやかな記念として、万年筆デビューをしてみました。
横浜そごうにて購入。万年筆界はよくわからんのですが、どうやら、最新モデルらしいです。
「このペーパーレスの時代にどうして??」という方もいらっしゃるとは思いますが、こういう仕事をしていると(していても?)、客先やベンダーの前で文字を書くというシーンは少なからずあります。
そういったときに、スーツから自分の万年筆をさっと取り出して、(可能であればきれいな字で)さらっと文字を書いたら、まあ、かなわない恋もかなったりするんじゃないかといった魂胆です。会社の尊敬する先輩が、手帳とか万年筆とかキーボードとかに凝り性なんですが、その先輩に触発されたというのも、一因でしょうか。
こういう遊び心とかこだわりを失わずに、仕事をしていけたらいいなと思います。
投稿者 zackie : 2007年04月30日 23:27
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