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2004年02月23日
『「社会調査」のう
『「社会調査」のうそ』なる本を購入。文春新書。帯に、「この国の調査の過半数はゴミである。」などセンセーショナルなことが書かれているが、確かに本書の中で挙げられている例には、指摘どおりだと思わせる欠点が数多く見られる。サンプリング方法の間違い、サンプリング数があまりにも少ない調査、すでに結論が見えていてそれを導くためだと思われても仕方がない調査・・・。特に、社会調査を量産する一つとしてマスコミが挙げられている点には注目。官公庁などが実施したアンケート調査を報道する際には、実施者の意図が裏にあるのではないかと疑ってかかることが必要。加えて、相関関係と因果関係の違い。アンケートの結果から、本当に「AだからBだ」と言えるのか。逆に、「BだからこそA」なのではないか。批判的に見るといってもなかなか難しい。リサーチリテラシーという新たな考え方を提示し、社会調査に眠るうそを見抜く際のポイントを示した点で、本書は有用であると思った。
メモ~視聴率は参考にすぎない~
- テレビはついていても、誰も見ていないかもしれない。(例えば、特に朝の番組の場合、テレビは時計代わりであることが多い。
- コマーシャルは見ていないかもしれない(例えば、CMの時間帯にはトイレ・タイムとかビデオに撮っておいて見るときはスキップするとか。)
『テレビの教科書~ビジネス構造から制作現場まで』(PHP新書)より
- 「メディア検証機構」(IMR)・・・2000年設立。各放送局のドキュメンタリー・報道番組を中心に視聴し、「構成」「論理性」「広範性」といった複数の角度から番組の格付けを。
- 「1000台にも満たないテレビ受像機で十分な宣伝になるのか」と、スポンサーから不安の声が出る。そこで、正力社長が実施したのが「街頭テレビ」だ。
- 60年4月に始まった「ただいま正午 アフタヌーンショー」は”ワイドショー”の第一号。NETつまりテレビ朝日提供。
- 「どさんこワイド212」・・・現在、北海道地区で夕方の時間帯に圧倒的なシェアを誇る。
- テレビマンユニオン・・・日本最初の番組制作会社。現在、世界ふしぎ発見を作っているところ。
- 阪神大震災の反省として・・・被災地上空を飛ぶ複数のヘリの音が瓦礫の下で助けを求める人の声を掻き消したのではないか。被災者への心情に対する十分な配慮がはかられた取材がなされたか。神戸のサンテレビ・・・被災者の求める情報を流しつづけた。
- CMだけが24時間流れるチャンネルがあったらおもしろいが、それは規制されている⇒どの法律だ??
- スポット広告・・・1つの番組が終わり、次の番組が始まるまでの隙間の時間に15秒の短いCMを機関銃のようにいれるやりかた。現在、タイムとスポットの比率は3対7でスポットが断然多い。
- 実際に番組制作に使える予算は、最初に企業から出たお金の約半分。その他に、電波料がかかるので、企業は制作費の4倍を支払う。ゴールデンタイムのドラマだと、制作費は1時間で相場は3000万円から4000万円。仮に2500万だとしても、企業は1億円を支払う。年間50本だとすると、企業の支出は50億円。
- 視聴率の標本誤差を半分にするためには、標本数を4倍に増やさなくてはならない。
- GRP(Gross Rating Point) CM一本ずつの視聴率を積算したもの。企業との契約は、「今度の製品のスポットCMは2000GRPで」などという感じでなされるが、視聴率が高いと少ないCM数で2000GRPを達成できるので、空いた時間を他の企業用に回すことができる。つまり、民放局は、24時間と限られた時間を売って商売をしているといえるのである。
- リサーチQ・・・テレビ朝日が行っている視聴”質”調査の試み。
- 多チャンネル化⇒1番組当たりの視聴率は相対的に減る方向へ。
- ラッシュ・・・取材した映像をすべてみること。
投稿者 zackie : 2004年02月23日 00:00
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