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2005年02月07日
アボヒマナ講座
内容について。
著者が主張する、コミュニケーションの最終的な目的は、「相手にアクションをとってもらうこと」。たとえば、自社の製品を買ってもらうとか、自社に対する不信感を払拭するとか。
振り返ってみると、これまで、そういうコミュニケーションをとった経験というのは、非常に少ない気がしました。利害関係のある人づきあいというのが、限られていたということでしょう。でも、入社以降は、そういうコミュニケーションが大半を占めるようになるのはないかと思います。
そんなことを考えながら、「be on Saturday」を眺めていたら、日本ランズエンドという通販服飾会社の社長が、コミュニケーションによる成功例のようなことを述べていました。
米国は、投資したことに対して短期的な見返りを求めます。私(注:「私」は、日本ランズエンド社長自身。)には実績がないから、無駄な投資はできない、というのが本社の考えだったのですね。でも、米国人の体形と日本人の体形は違うから、サイズの変更は緊急課題でした。だからまず、既存の米国人の小さい人向けのサイズを持ってきました。だんだん実績を上げ、本社に行くたびに訴えたら、一つだけならいいと。それで、パンツから日本サイズを作り、また成果を上げ、全部できるようになったわけです。一つチャンスがあったら、もうとにかく成功させないといけない。「これに集中!」みたいな勢いでやりました。(中略)
うちの社員はいま、「アボヒナマ」講座というのを全員受けます。アイコンタクトとボディーランゲージ、それに「一つあります」「なぜならば」「まとめますと」という言葉の頭文字なんですが、こういう言い方をしないと、ロジカルな米国人は聞いてくれませんからね。どんな現場からも、提案する際に「一つあります」とどんどん言える。そんな組織にしたいと思いまして。
「一つあります」は、「一つしかないのか」となりそうですが、この「アボヒマナ」における「一つ」は、確実に効果を伴った、突出した一つに違いないと思いました。その一つが確実に相手にアクションを引き起こさせるものなら、万々歳ですね。
でも、それは非常に難しい。研究でも、議論に耐えられるデータが一つあればいいはずなのに、それがなかなか出せずに、数ヶ月といったことが多々ありましたから。確かにコミュニケーションスキルも必要でしょうが、実際のところ、多くの場合、その前の段階でつまづいてしまうかも。いいデータがあれば、自信を持って話せるものですが、往々にして、そうはいかないので。
投稿者 zackie : 2005年02月07日 02:18
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