2004年11月14日
曲の力
テレビ朝日が来週から五夜連続で放送する『弟』のPRビデオを見たのですが、そのビデオ中のBGMで、NHKの『大地の子』 の曲が使われていて、「もったいないなあ」と思ってしまいました。
『冬のソナタ』を例に挙げるまでもなく、ドラマの場合、中にどんな曲を使うかというのは、成否を決める重要なことだと思うのですが、『弟』 はテレビ朝日さんが総力を結集したドラマであるであるはずなのに、なんでオリジナル曲を作らなかったのだろうと、不思議に感じました。
いわゆる、トレンディードラマ全盛時代のドラマも、ドラマの筋書きと挿入歌が一緒になって、記憶に収まっているはずですよね。
曲つながりで話をすれば、紅白歌合戦が近づいてきましたが、今年を代表する曲は、『冬のソナタ』の主題歌になってしまうのでしょうか。 去年の紅白は、SMAPさんの『世界にひとつだけの花』がありましたが、今年はそれにあたりそうな曲はなさそうですね。
文春文庫から、『宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短編コレクション』という文庫本が発売されたので、買ってみました。 最近、『宮部みゆき』という文字が入っていたら、とりあえず覗いてみる癖がついてしまったのは、ちょっと問題かなと思うのですが、彼女の文章を読んでいるとなぜだかわからないけど安心できて、次の作品も読んでみようと思ってしまいます。 今回の『短編コレクション』は、ひとつひとつの作品に、宮部さんが書かれた紹介文が載せてあり、それを読むのが楽しみです。もちろん、松本清張氏のミステリもしっかり味わいたいと思います。
僕が本を読みたいと思うのは、頭をクリアにしたいときとか、集中力を取り戻したいときとかです。なんとなく気持ちが散漫になっているときは、とりあえず短編集を広げて、30分から1時間の読書を楽しみます。そうすると、情から理の人間に変身した気分になるんですね。なんとなく(笑)。
理の人間になるためには、詩とか純文学とかはどうもよくないらしく、軽めのミステリー小説が一番だと思っています。筋書きがある程度しっかりしている一方、読み込むのにそれほど努力を必要としない作品。そんな作品が自分に一番あっている気がします。
よく「宮部さんの作品を読んで何か為になった」と聞かれることがあるのですが、為になったことなどほとんどないし、でも、それでいいかなという考えです。たまには、無目的に、純粋に読書する時間を楽しんでもいいんじゃないかと。
何の分野でもそうですが、「目的は?」とか「意義は?」とか言いすぎると、視野のせまーい人間になってしまう気がします。目的や意義をじっくり考えて行動に移そうとする計算高さは必要ですが、あまりに計算に頼りすぎると、予測しない事態が生じたとき、臨機応変に対応できず、せっかくのチャンスを逃してしまうんじゃないでしょうか。ただ、周囲の人の一部は、私自身をすごく計算高い人間だと思っているらしく(僕はあんまりそうは思っていないのですが)、以上のことは、自分へのある意味、戒めみたいなところもあります。確かに、不測の事態を笑い飛ばせる、あるいは、プラスに転じさせることのできる心の余裕みたいなものは、まだ持ち合わせていないのかもしれないです。
全然締めになっていませんが、物事に意義が見つけられないときには、とりあえず、純粋にその行動自身を楽しんで、待ってみることも必要なんでしょうというのが、今日の結論でした。
投稿者 zackie : 2004年11月14日 02:15
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