2004年08月29日
朝日さん、間違ってます その結論
今日の朝日新聞に「勤勉名古屋人を実証? 深夜の五輪TV視聴率伸びず」という記事がありましたが、ビデオリサーチ社の視聴率の「標本誤差」を考えると、その結論は間違ってます。
そのサイトによると、標本誤差=±2*sqrt(世帯視聴率*(100-世帯視聴率)/標本数)で表されます。
http://www.asahi.com/culture/update/0828/001.htmlの女子レスリング決勝の関東と名古屋で比較すると、関東で8.1%、名古屋で4.8%だからといって、調査世帯数600の関東では±2.2%、調査世帯数250の名古屋では±2.7%の誤差があり、それを考慮すると、関東の視聴率は5.9%~10.3%、名古屋は2.1~7.5%であり、誤差範囲の間で比較していることになります。
記事中に出ているほかのデータで比較しても、以下のように、名古屋の上限がすべて、関東か関西の下限を上回っています。これじゃ、「名古屋人が勤勉」なんていう結論は出せません。
(グラフにするのが面倒くさくて、表のままで出してすみません。)

こんな記事を書いちゃいかんですよ、朝日さん。

『すべてのアリを見たわけではないのに、なぜ「アリは黒い」といえるのか(ただしシロアリの類は除くものとする』
from 『実践としての統計学』(東京大学出版会)
投稿者 zackie : 2004年08月29日 00:43
From:naruto
From:ざっきー
うーん、総合して判断すると、確かに有意な差が現れているような気もしますが、統計的に「間違いない」ということを示すためにはどうすればいいんですかね。
例えば、narutoさんが学んでいらっしゃる医学の場合に問題を焼き直したとして、関東地区を「薬Aを与えた患者」、関西地区を「薬Bを与えた患者」、名古屋地区を「プラセボを与えた患者」としたとし、視聴率を「治った患者数の割合」と考えたとき、データをごらんになって、「薬Bを与えた患者」と「プラセボを与えた患者」との間に有意な差があると判断されますか?
4回調査を行って、確かに「プラセボを与えた患者」が治る率がどれも一番低いように見えますが、サンプル数と誤差範囲から考えると、簡単にそう判断もできないですよね。
(医学の場合、たぶん被験者数が少ない場合が多いだろうし、人命とかかわりがあるので、視聴率と簡単に比べちゃいけないとは思いますが、結構共通点あるかもとおもいまして。)
From:naruto
いやそれが、結構シンプルでして、基本的には「p
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複数数字が出てるので、全部組み合わせて判断するかぎり、だいぶん有意に取れるような気もしますけど、どうなんでしょ。4つあるなら、それぞれの信頼度が80%程度に過ぎないとしたって結構な度合いになりそうですし。